「ソロモンにぴったりね。」
たくさんの人にそういってもらった。
その理由の一つは私のお庭。
来た時のお庭は大きなマンゴーの木が2本。
それが太陽の光を閉ざして、お庭は暗い感じだった。
そのマンゴーの木を切ったのは3月。
マンゴの枝と葉でお庭は埋め尽くされ、私はこれをどうやってきれいにするんだろうと途方にくれた。
その時に手伝ってくれたのが近所の人たち。
「ファイヤーウッドをくれる?」といって、慣れた手つきでお庭を掃除してくれた。
その後、一緒に住み始めたエスミー・テクが私の庭造り計画に全面協力をしてくれた。フェンスを兼ねてパイナップルを家中に植え、花を植え、キャッサバ、タロを植えた。
それから、エルシーが我が家にやってきて、草むしり、菜園作りを手伝ってくれた。
花も野菜もいっぱいの私のお庭。
まさにご自慢のお庭。
道行く人がみんなほめてくれる。
「よくはたらくね。ソロモンにぴったりね。」と。
ちなみに、現在、栽培しているものはパイナップル、ナス、パパイヤ、バナナ、青梗菜、からし菜、白菜、バジル、トマト、ゲゲ、ポニオ、ジンジャー、にら、ピーナッツ、タロ、キャッサバ、ねぎ、とうもろこし、チリ、いんげん、スネイクビーン、4コーナービーン、おくら、ピーマン、ファイブコーナー、かぼちゃ、くうしんさい。
クレソン、アスパラガス、ベビー玉ねぎ、大根、春菊、水菜、ゴーヤー、すいかはうまく育ってほしいなぁと願って種をまいたところ。
お花はお母さんが好きなツンベルギアをはじめ、つつじに似た花、匂いのいいジンジャーの花、ポインセチアのように葉が赤くなる花、南国の鳥のような花、スミレのような花、マーガレットのような花、ガーベラのような花、蘭、バラ、そして、ひまわり。
ちょうど1,2週間前、ひまわりが満開になった。
いつも明るく大きなひまわりに元気をもらって家を出る。
今日も頑張ろうという気持ちになって花を植えるのはいいなぁと思う。
それから、ふと去年の夏のことを思い出して空を見上げたりする。
そのひまわりもそろそろ終わるので、新しい種を撒いた。
次に満開になるのはいつごろだろう?
枯れゆくひまわりを見てゴッホの描いたひまわりを思い出した。
もしゴッホがひまわりを描かなかったら、きっと私は枯れゆくひまわりに何の風情も感じなかったと思う。
ゴッホという人の視点。自分以外の誰かの視点。
それを知ることで新しい発見をする。
ソロモン人の視点。それ通じて私は今日までたくさんのことを学んだんだろうと思う。
PR