月曜日、荷物が届いた。
これをあけたら本当に終わりなんだ。
そんな気がした。
なんて切ないんだろう。
大切な人が私の元を離れる一週間前に投函されたもの。
あ~、これが大切な人を一人ぼっちにさせてしまった距離と時差なんだ。
今となっては過去の想い。そう理解して手紙を読む。
でも、誕生日プレゼントといって送ってくれたカレンダーを見た瞬間泣けてしまった。
私が送った彼へのプレゼントと同じ。
その荷物はまだ彼の元へ届いていない。
届いてもそれが届いたことを知ることはないだろう。
同じ頃におそろいの腕時計が壊れたり、同じようにお揃いのカレンダーをプレゼントに選だり…
このストーリー、誰が書いているのだろうか。あまりに出来過ぎている。
「2人離れていてもつながってるんだね。普通、一緒に時計壊れないよね。
しかも、カレンダー選ぶところまで一緒だなんて。本当にバカップルだなぁ。」
今頃、そんな風に話していたんじゃないかな。
それができないことが本当に切ない。
なぜこうなってしまったのか。考えればきりがない。
もうすぐ1週間になる。
いろんな想いがいったりきたりした。
胸がしめつけられてその場で動けなくなってしまったり、動物のように叫んだり、赤ん坊のように泣いたり、
誰かにすがりたくなったり、もう彼はいないんだと痛感させられる朝の孤独を知ったり・・・
でも、結局どうするこもできない。そして、どうすることもしない。
すべてが過ぎ去ってちょっと落ち着いてわかったこと。
他の誰でもなく彼が好きで、今も愛おしくて、できることなら一緒にいたいと思っているということ。
だから、ただただ愛する人の幸せを祈って、私はそっとそっと待っていようと思う。
素直におかえりなさいが言えるような優しい人になって。
子どもをいつもあたたかくむかえてくれるお母さんのように。
今までずっと理解し合ってきた。だから今も理解したい。
彼がどうしてこういう決断をしたのか、どんな想いでいるのか。
正しいかわからない。でも、なんとなく理解できるような気もする。
彼のことを彼の周りにいる人たちが支えてくれて、彼が寂しくないように彼が笑えるようにしてくれたらと思う。
私のそばに神様がいるように、彼のそばにも神様がいてくれればと思う。
きっといてくれる。
私はソロモンの人、ソロモンの景色の中に神様を見て、神様を感じている。
神様も歌を歌って自分を励まして、彼の愛してくれた笑顔でここにいる多くの神様のために働きたいと思う。
「あ~、彼に見せたいな。」そう思うことが毎日増え続けていく。それが切ない。
その切なさと彼に見せたいと思う素敵なことをそっと私の中にしまって、私の一部にしていく。
いつか彼に見せられる日がくることを信じて。
私が彼に送ってと頼んだしょうがチューブ。
「しょうが、ないんだよね。」
しょうがない・・・
そんなくだらないことを言って自分をなぐさめてみる。
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