私が行くソロモン諸島では英語(公用語)とピジン英語(共通語)が使われています。活動もその両方を使う予定です。
ピジン語とは、簡単に言うと「2つまたそれ以上の言語の混成語」のことをいいます。つまり、ピジン英語は英語と現地語の混成語です。
その言葉を考えるとやはり「植民地」が絡んできます。
ソロモン諸島は長い間イギリスの植民地でした。イギリスの言語は英語。
その英語が現地語と混ざってピジン英語ができたのです。
ソロモン諸島では今でも村落によって異なる言語があるそうです。
だから、教育を受けていないお年寄りの中にはピジン英語がわからない人もいるそうです。また、ピジン英語で異なる村落の人が話しているとたまに意思疎通がはかれていなかったりすることもあるそうです。
もしかすると彼らの生活は思考するための言語と話すための言語が異なるという経験を日常茶飯事しているのかなと思いました。
今日、職場の同僚と先生と話をしているときに方言の話になりました。
2人は標準語でしゃべっているといつもの自分が出せてない感じがすると言っていました。自分なのに自分でないような感覚だそうです。
私はそういうことを今まで実感したことがないのですが、これから協力隊にいってするのかなっと思いました。きっといつもの自分とは違う自分に出会うんじゃないかなと思います。それは少しドキドキで心配です。
そして、ソロモン諸島の人たちの言語に対する想いを、植民地だったことも含めて考えられたらと思いました。
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