私は協力隊試験を計4回受けている。
今日はその試験の話を少し書きたいと思う。
私がはじめて協力隊を受験したの2004年の春募集、私が大学4年生の時のことである。新卒で就職しないで協力隊だけを考えて受験した。
職種は青少年活動。応募者数のとても多い職種である。
結果は1次試験不合格。現在は1次試験は事前に問題を解いて応募書類と一緒に提出するようになったが、当時は会場試験だった。そして、現在と違うことがもう1つ。不合格理由が提示されないこと。
私は不合格の文字にがっかりするしかなかった。
次の試験はその年の秋募集。再び青少年活動で受験。
そして、結果はまたしても不合格。その時も理由は提示されなかった。
とはいえ、なんとなくその理由は理解していたと思う。経験が足りない。
そして行くべきタイミングではなかったのだと思う。
それから2年後の2006年春募集を私は家政で受験した。
この時まで1次試験があった。はじめてJICAから合格をもらった。
そして、はじめての2次試験。
緊張しながら手作りのワンピースで受験会場へ。
最初の説明が終わるとすぐに集団面接。人物を見られるので緊張です。
1番最初に指名される席に座ってあたふたしてしまった。
肝心の志望理由が微妙だった。そして、前回の受験はなんで落ちたと思うという質問にも少し動揺。それを終えて検診やブレザー採寸などが終わると技術面接までひたすら待ち時間。3~4時間(?)はすることがない。じゃあ、その時間何をしてるのか?ずばり「おしゃべり」です。同じ家政を受験している人に声をかけ、おしゃべりがはじまる。しゃべる、しゃべる、しゃべる、ひたすらしゃべる。そして、最後に技術面接。ここでも試験官としゃべる(笑)思いの他好感触でホッとしました。
2次試験は全国各地からいろんな人が受験しにきているからとても面白い。ここでの出会いは本当に素敵なもので、それだけでも受験してよかった思える。この時の試験で連絡先を交換した人で派遣が決まったのはたった1人。私も合格できなかった。ただ不合格でもなかった。登録というあいまいな結果だった。
もう一人試験後に一緒にケーキを食べにいっちゃうくらい仲良くなった人も登録だった。彼女は登録期限が切れる直前に派遣が決まった。このブログにリンクした
fromセントビンセントは彼女のブログです。
彼女はとっても明るい人で中学の家庭科の先生をしていた。一緒にいると心強い感じがして、彼女と一緒に訓練がしたいって直感的に思ってしまった。それから、こんな家庭科の先生に出会ってみたいなとも思った。
残念ながらその願いはかなわなかったけれど、私はその後受験した秋募集でようやく合格をすることができた。その時の秋募集でも素敵な出会いがあった。
その一人は私よりも年上なのにすごくかわいいらしい人で今回残念ながら合格できなかったけれど、とっても真剣に協力隊にチャレンジしていてこの春再受験する人。現地で活動するためにいろんなことにチャレンジしている話を聞くと私も頑張らなくちゃって思った。そして、今日までの自分を思った。
協力隊の試験は試験なのにちょっと違います。
もう1回受けてもいいかなって思える試験です。
PR